アラン使道伝・アランサトデンとは?
2016/12/19
アラン使道伝・アランサトデンは韓国の原題はアラン使道伝(アランサットジョン:아랑사또전)です。
慶尚南道密陽市(ミリャンシ:밀양시)内一洞(ネイルドン:내일동)につたわる阿娘伝説(アランジョンソル아랑전설)をもとにしたファンタジー韓国時代劇です。
主演はイ・ジュンギ(이준기)とシン・ミナ(신민아)でユ・スンホ(유승호)も出演します。
密陽市(ミリャンシ )は地図で見ても分かる通り、朝鮮の首都漢城(ハニャン:現在のソウル)とはかなり離れており、大邱(テグ)市や釜山にほど近い場所にあります。
朝鮮は完全な中央集権制で合ったため、漢城(ハニャン)から各地域に官吏が派遣されていました。アラン使道伝(アランサトデン)の使道(サット:사또)とは朝鮮時代に郡や県に派遣されていた管理のことで、現在で言う市長のようなものです。守令(スリョン:수령)や員(ウォン:원)とも呼ばれていました。ちなみに、朝鮮では郡>県です。
アラン使道伝(アランサトデン)のあらすじは以下のとおりです。
ウノ(イ・ジュンギ)は宰相を努めたキム・ウンブ大監の庶子として生まれました。宰相の子と言えども庶子は身分差別の対象です。母のソ氏はそんな息子のために3年前密陽へと去って行きました。
ウノは子供の頃から妖怪の類を見る能力がありました。そのため、妖怪を見ても特に驚きもしませんでした。その後、下男のトルセと母を探しに密陽へ赴く途中アラン(シン・ミナ)に出会います。
アランは処女鬼神(ソニョクィシン)で自分がなぜ死んだのか、自分が誰だったのかも分からず、自分が誰でどうして死んだのかを知るまでは、絶対にあの世には行かないと現世で粘っています。
アランは新たに赴任する使道(サト)の前に現われては、自分の正体を教えてくれと頼みますが、新任使道(サト)が来るたびにアランに驚き発作で死んでしまいます。だから密陽(ミリャン)の守令(スリョン)職は空席のままになり、朝廷は一日も早く守令(スリョン)を立てるようにと命を出しますが、その席に座れば死ぬという噂が広がり、誰もその座を引き受けうとしませんでした。
アランは、ある日死神の無影(ムヨン)に追われます。アランがしているかんざしが、去ったウノの母のものだったため、アランが母を見つける手がかりだと考えてアランを救います。
といった感じです。
この先のあらすじは、おいおい紹介していきます!