韓国女優チョン・アユル自殺
2012/11/26
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新人韓国女優チョン・アユル(정아율)が、うつ状態になり首をつって自殺したとのニュースが本日の韓国のネットでは数多く取り上げられています。享年25歳でした。
チョン・アユルはミスコンの地方大会で入賞したことを契機に芸能界を目指すようになり、19歳で単身ソウルに移り住んでいます。
歌手としてのトレーニングを受けたり、化粧品のモデルを勤め、ようやく俳優としての活動をはじめた矢先でした。
実際に先月放送されたKBS 2TVのテレビ小説「愛よ 愛よ(サランア サランア:사랑아 사랑아)に脇役で出演しています。
このデビュー作が残念なことに遺作となってしまいました。
彼女の死により改めてクローズアップされているのが俳優たちの待遇です。
2008年の韓国放送映画公演芸能人労働組合によると、当時の最低賃金1020万ウォン(100万円足らず)以下しか収入のない俳優が66%で、2000万ウォン以下となると77%という状況なのです。
俳優の実に8割が低所得者層に分類されるのです。
チョン・アユルは仕事がうまくいかないことでうつ状態になったようですが、十分に食べていくだけの収入があれば、このように将来を悲観することもなかったのでしょうね。実際に友人からは収入での悩みを打ち明けられていたとの談もあります。
芸能界という特性上、一部のスターに富が集中するのは致し方ないことですが、韓国では芸能界だけでなく、スポーツ界でも中高生のうちに古いをかけるシステムがあるし、産業界でも財閥の一人勝ちという弊害が起きています。
社会構造が朝鮮時代と大して変わっておらず、両班(ヤンバン)が牛耳っていたころを彷彿とさせます。
傍から見ると急成長の韓国というイメージが大きいのですが、負の部分が日本に比べるとはるかに大きいのも実情ですね。
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