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韓流は存在するのか捏造なのか?

   

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韓流は存在するのか捏造なのか?

喧々諤々されている話題ですが、実際はどうなのでしょうか?

結論から言うと「市場はあるが流行とまでは言えない」といったところでしょう。

そもそも韓流という言葉は日本語として定着しましたが、この言葉ができたのは中国です。コンテンツが少なく脆弱だった中国で、近未来を描く韓国のドラマや楽曲が流行し、「韓国」「流行」という意味合いを合わせた「韓流」という言葉が生まれました。

これが、東南アジアを含めた先進国でない各国に伝搬していくのですが、これらの特徴は「近未来へのあこがれ」とひとくくりにしても良いと思います。日本から韓国を見た場合には、今でも「近過去」だと思います。突出して日本を凌駕するジャンルはあるものの、全般的には日本のほうが進んでいます。

そして、まさに「冬のソナタ」「近過去」への憧憬により日本における韓流の着火剤となったわけです。この点を考慮すると、日本での韓流の出発の仕方は非常に特殊でした。これを皮切りに、ドラマを中心に日本における韓流市場が形成されることになります。

2011年になると様相が変わりK-POPグループが大挙押し寄せてきます。それ以前には東方神起の成功はありましたが、限定的とも言っていい状況でした。けれど、2011年のKARA少女時代の成功、チャン・グンソクの成功は特筆すべきもので、突破口が開かれたことにより、誰だかわからない人たちまでやってきました。

ここで、これらの市場規模を見てみましょう。

日本における韓流の音楽系ソフト、CDやDVDなどの2011年の売上は約100億円です。日本のこれらの市場規模は2010年で2836億円です。その他には音楽配信が900億円弱の市場規模を持っています。ちなみにこれらの数字はコンサート等は入っていません。

ざっくりと、音楽ソフト市場における韓流の占める割合は1/30といったところです。これをもって流行と呼べるかどうかというのは個人の感覚によるのかもしれません。ちなみにAKB48の2011年の音楽ソフト売上は162億8千万円ですので、韓流全体の1.6倍にあたります。

ちなみに、個人的に大好きなジャズの音楽ソフト市場が年間約60億円と言われています。これらの数値を勘案すると、最初に述べたように韓流は「市場はあるが流行とまでは言えない」と是認してよいでしょう。ジャズの1.6倍以上の市場規模を韓流が持っているということは、一ジャンルとして確固たる地位を確立していると言えます。

けれど、問題になっているのは、韓国政府による資本投下です。 韓流を推進するために予算が組まれ広告会社と提携することでムーブメントが起きているかのような錯誤を抱かせていることで、多数の市民から反感を買っているという事実があります。

経済の観点から言えば日本にお金を落としてくれているので歓迎すべきことです。けれども、例えばジャズと韓流とでの決定的な違いはアンチファンが多いことです。「ジャズなんて聴かない」と言う人のほうが圧倒的多数ですが、そんな人でも「ジャズはむかつく」と言う人は皆無です。しかしながら、韓流に関しては嫌悪感を抱く人がものすごく多いのが実情です。

韓流自体が熱烈なファンを形成するセグメントによって支えられているものの、それと同じぐらいに熱烈に嫌悪しているセグメントが存在します。ひょっとすると、ファンよりアンチファンの方が多いのかもしれません。

そのため、市民におしなべてリーチさせるべきCMなどに韓流の歌手やタレントを使った場合には、一定の売上上昇は見込めても、その反動としてそのブランドのアンチファンがもれなくセットでついてきます。いわゆる諸刃の剣です。これを見誤った広告代理店や企業がなんと多かったことでしょうか。

ところで、あまり語られていませんが、CDなどの売上にしめる逆輸出の割合ってどのぐらいなのでしょうね?

ありえない話ですが、たとえばAKB48が韓国限定版CDを出したとします。もちろん日本で売っれているものとは歌の内容が違います。すると、日本のファンはそのCDを手に入れたいと思い、何とかして購入しますよね?

そのようなことが韓国でも起きていて、決して無視できない数量が販売されていると思うのです。そうすると、日本で販売枚数にカウントされていても、購入者は韓国人ということが起きるわけです。おそらく数%では済まないのではないでしょうか?

さて、今年の紅白ではK-POP系歌手が出演しないことが決定したようですが、個人的には東方神起は出演しても良かったのではないかと思います。先述したように日本でのキャリアも人気も確固たるものがありますし、比較的アンチファンも少ないと思います。

少女時代とKARAは微妙なラインですね。それ以外は論外でしょう。理由はCMについて述べた論拠と同じです。

結局のところ韓流の愛好家は一定のセグメントで存在しています。それらの人たちが韓流を楽しむことに対して、アンチファンの方々は他人の趣味にとやかく言うべきではありません。

けれど、それと同時に今までのマーケティング手法が大失敗でアンチファンの怒りを増大させたことを韓国政府と広告代理店は学び取り、セグメントに訴えかける手法に変更するべきでしょう。そうすればファンもアンチファンもハッピーになりますから。

韓流は存在するのか捏造なのか?

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