君の声が聞こえる 第10話あらすじ・視聴率 辛い記憶を探してさまようのはなぜだろう
2013/07/11
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イ・ボヨン（이보영）、ユン・サンヒョン（윤상현）、イ・ジョンソク（이종석）主演のSBS水木ドラマ・君の声が聞こえる（ノエモクソリガトゥルリョ：너의 목소리가 들려）の第10話のあらすじ＆感想です（ネタバレ含む）。第10話の視聴率は19.7％でした。過去の視聴率は、第1話7.7％、第2話12.7％、第3話15.0％、第4話16.1％、第5話16.1％、第6話17.8％、第7話16.1％、第8話16.4％、第9話17.9％でした。
左から役名で、ソ・ドヨン、パク・スハ、チャン・ヘソン、チャ・グァヌ
泣けますね～。ヘソンとスハの立場が逆転するとは予想外でした。完全にはまってみています。ただし、法律絡みの設定はけっこう杜撰です。左手しか見つかってないのに殺人で起訴するなんてありえない！
また、非情に残念なことに、先の回の題と脚本が流出しました。もちろんそんな情報にはアクセスしませんが、お灸をすえる意味でも犯人捕まえて欲しいですね～。
それではあらすじを簡単に！
『僕の名前はパク・スハですか？ここでみんながその名前で呼ぶんです。僕を知ってますか？』
『申し訳ないけど、僕はこの人を思い出せない。あんなに懸命に擁護してくれていても、あの声、眼差し、ひとつも記憶に無い』
ヘソンはスハが殺ったという証拠はないと懸命に抗議をしていた。それを聞きスハは1年前に自分が誰かを殺したのだと推測する。そして、記憶を探したくない、自分がそんなに恐ろしい人間だということを知りたくないと心の中で思う。
勉強もできて悔しい友人を助けるような人間だと更に擁護するヘソン。更に『自分と約束したんです。絶対に人を傷つけないと。あの子は約束をしっかり守る子なんです。10年前の約束も守る子なんです』という。
スハは記憶を探したくないという一方で、ヘソンがあのように擁護してくれる自分はどんな人間だったのだろうかと考える。
結局スハは交流されることとなる。面会所のガラスを隔てて向きあう二人。心のなかで今までどこで何をしていたのかとヘソンが聞いてもスハは答えない。すでに能力が無くなったようだ。ヘソンは『むしろよかった。もう世界は静かになるし』と心の中でいう。
自分は20歳でヘソンにずっとタメ口を聞いていたと知ったスハは、自分のことをほんとうに悪いやつかもしれないという。ヘソンは肩に傷があるのは自分を助けたからで優しいからだと、スハが言ったことを否定する。だから、刑事の前では悪いだの殺しただの言うなと付け足す。
ボロボロの服を見て、新しい服を用意するというヘソン。そして、現場検証の時には自分が言うことだけを答えろと釘を刺す。頷くスハ。
ヘソンはシン弁護士に、スハの弁護を任せてくれという。スハにとってヘソンは毒になるというシン弁護士。けれどヘソンは、他のどんな弁護士もスハのことを自分よりわからないし信じることができないと反論する。その言葉を聞きシン弁護士は小さなワイロであるアイスティーを受け取る。
スハの現場検証に強引に同行するヘソン。顔にマスクをさせ自分のジャケットで手錠を隠す。そして現場では誘導尋問を尽く遮る。
この様子がニュースで流れる。高校の同級生だったソンビンやチュンギも知ることに。そして、父のチムジルバンで働いていたチャ・グァヌも知る。
シン弁護士は自分が担当したファン・ダルジュンの事件を思い出す。
翌日、担当検事となったトヨンが色々と証拠を持ってヘソンを訪ねてくる。ミン・ジュングクを野放しにした借りを返すためにだ。トヨンは禁錮10年で手を打とうという。模範囚として出所すれば30歳前だし、人生のやり直しが可能だと。
ヘソンは無罪だというが、あまりにも証拠が揃いすぎているため、無罪と主張して敗訴したら最低禁錮20年となるというトヨン。この提案は今までの対抗的提案ではなく、スハとヘソンを思っての事だった。考えてみると答えるヘソン。
チェ・ユチャンはチャ・グァヌに事件の記録のコピーを大量に持ってきていた。わざわざ登山の時に。
悩むヘソン。シン弁護士はファン・ダルジュンの記録を持ってくる。ファン・ダルジュンも泥酔して記憶がなかったという状況が似ているのだという。そして、検事が今回と同じように提案してきたが、自分は無罪を主張して敗訴したのだという。ファン・ダルジュンの刑期は26年目で、この先もいつ終わるのかわからないという。
シン弁護士は自分の失敗の記録であり、ヘソンがどうするのかは分からないが勉強になるという。ヘソンは問う。26年前に戻ったら有罪を認めるのかと。シン弁護士は少し間を置き、『数千数万回考えたが、また戻っても私は無罪という』と答える。
スハと面会するヘソン。ヘソンはまだ迷っていと。無罪、10年、どちらを提案しても頷くスハ。スハは自分よりよくわかっているヘソンに決断を委ね、自分は責任を取るだけだという。
自分をなんだと思うと問うヘソン。国選だと答えるスハ。それがなにかわかるのかと問うヘソン。スハは『よくわからないけど、感覚はわかる。誰も味方でないときに味方になってくれる人。違いますか？』と答える。『そうだね。そのとおりなのに知らなかった』と言うヘソン。
再び回転ドアで回り始めるヘソン。自分にスハが救えるのかと悩んでいた。そこにチャ・グァヌがやってくる。アンジェリーナ・ジョリーのような勇敢な姿を見てやって来たという。そして、国民参与裁判（日本で言う裁判員裁判）を提案する。そのほうが無罪を勝ち得やすいのだ。
その時には二人の弁護士がいるため、自分にやらしてくれないかというチャ・グァヌ。灯台が亡くなったかのような真っ暗な生活を送っていたが、まだ自分は法を信じたい。前回の裁判は失敗ではなく教訓だと信じたいという。
ヘソンは一緒にやろうという。けれど、チャ・グァヌの世界や、法を信じることがどうだろうと関係ない。有罪を無罪にできる実力者がほしいだけだと答える。
チャ・グァヌはそれでも構わなかった。ヘソンは『よろしく頼む』と、握手のため手を差し出す。チャ・グァヌもそれに答える。ヘソンの手を握るのは1年ぶりだ。
チュンギがスハの面会にやってくる。スハの持ち物を警察から隠していたため、彼がスハの日記を持っていた。チュンギは日記を渡そうとするが、それは許されなかった。そのため、何度も通い日記を読むこととなる。
スハは日記の中の自分の記憶を再び記憶する。テコンドーの段を取ったことや水族館に行きたいこと。その10年間の記録は全てヘソンに語りかけているものだった。チュンギが毎日面会するため、ソンビンは1日1人の枠にいつも漏れてしまいスハに会うことができない。
スハは懸命に働くヘソンを見て、弁護士とは元来こうなのか、それとも自分がヘソンにとって特別なのかと問う。すごく特別だと答えるヘソン。そして、互いの親がミン・ジュングクに殺された事を話す。法を利用してミン・ジュングクは逃げたあなたを殺人者にした。もし敗訴すれば、私は正義と法、すべてを信じられなくなる。弁護士もできないほど。だからなんとしても法を守る。だから特別だと答える。
『僕にとってあなたは？好きだとか特別だとか、そんなのはなかったですか？』と問うスハ。ヘソンは水族館でのキスを思い出すが、『あえて言うと嫌いな方だった。きたならしいし俗物だって。そして、本当にそうだったし』と答える。
公判に向け緊張するヘソン。そこにチャ・グァヌがやって来て、どうやっても無罪を勝ち取り二人に報いるという。そして、無罪を勝ち得たなら、自分のことを考えてくれと言いたいという。
公判が始まる前、スハの記憶が戻り始める。けれどまだ断片的だ。
公判には10名の市民と検事2人もいる。検察側も市民に訴求できるよう対策を立ててきている。キム判事が被告人のスハに公訴事実を認めるかどうか問うと、スハは無罪を主張する。
ヘソンは検事の労をねぎらう。絶対にできないと言っていたがスハのためだからできたのだ。
検察側はスハがミン・ジュングクに暴力を振るった動画を流す。市民に対して視覚に訴えるためだ。そして、切断された左手の写真も見せる。
チャ・グァヌは自分が牛肉を解体したときの動画を見せ、死体をバラバラにするには時間が足りない事を主張する。
互いの主張が交錯する。ヘソンは証拠により現場に3人いた事を説明し、犯人はもう一人の方だと主張する。けれど、それが墓穴を掘る事となる。釣り堀の主人もスハを育てていた老人もスハよりはかなり年寄りで非力だった。ミン・ジュングクをバラバラにすることは不可能だったのだ。これはチャ・グァヌが立証していた。
窮地に陥る弁護側。そこで休憩を提案する。
弁護士3人で話し合う。シン弁護士が改めて自分の扱った事件と類似しているという。『左手殺人事件』という言葉でヘソンとチャ・グァヌはある推論にたどり着く。すべての条件をクリアーする容疑者がもう一人いるのだ。
公判が再開される。ヘソンはもう一人の容疑者がいると主張し始める。事件当時現場にいて、すべての状況に精通していて、手を切断する力もある人物がいると。
それはまさに被害者ミン・ジュングクであり、彼はまだ生きているというヘソン。
第11話に続く
君の声が聞こえるOST シン・スンフン（신승훈） ラブテーマ（러브테마）
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