君の声が聞こえる 第11話あらすじ・視聴率 ゴメン・・あなたを・・憎んで
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イ・ボヨン（이보영）、ユン・サンヒョン（윤상현）、イ・ジョンソク（이종석）主演のSBS水木ドラマ・君の声が聞こえる（ノエモクソリガトゥルリョ：너의 목소리가 들려）の第11話のあらすじ＆感想です（ネタバレ含む）。第11話の視聴率は22.1％でした。過去の視聴率は、第1話7.7％、第2話12.7％、第3話15.0％、第4話16.1％、第5話16.1％、第6話17.8％、第7話16.1％、第8話16.4％、第9話17.9％、第10話19.7％でした。
左から役名で、ソ・ドヨン、パク・スハ、チャン・ヘソン、チャ・グァヌ
それではあらすじを簡単に！
『今から弁論の方向を変えるわよ。ミン・ジュングクが生きているという話しよ。だから、陪審員の前で臆さないで。いい？』というヘソン。
スハは手錠をされた手で立ち去ろうとするヘソンの手を掴み、『どうして僕より僕のことを信じているの？僕が犯人じゃないと、どうして確信しているの？』と問う。
ヘソンは『言ったでしょ。あなたは私と約束したの。ミン・ジュングクを絶対に傷つけないと』と答える。そんな約束で僕を信じるのかと再び問うスハに、『あなたがどんな子か知ってる？私も覚えていない、とりとめのない約束を守ろうと、10年もの間、私を探してた子よ。信じられる？取り留めもない約束を守って10年だなんて』と、ヘソン。
公判が再開される。ヘソンはもう一人の容疑者がいると主張し始める。事件当時現場にいて、すべての状況に精通していて、手を切断する力もある人物がいると。それはまさに被害者ミン・ジュングクであり、彼はまだ生きていると主張するヘソン。
キム判事は唖然として検察側と弁護側を呼び話し合う。結局弁護側の主張通り公判を維持し、ファン・ダルジュンを証人として呼ぶことを決める。
チャ・グァヌはファン・ダルジュンに質問し、彼が起こした左手殺人事件をミン・ジュングクが模倣して、スハを陥れようとしたと主張する。検査側は根拠のない主張だと反論するが、 チャ・グァヌもまた残りの死体が見つかってないことに根拠の無さを主張する。
警官Aも証人として呼ばれ、スハが以前ミン・ジュングクを殺したいと言っていたと証言するも、銃を無くした時のことを指摘され、その時のスハの態度から先の証言は打ち消される。やり取りが続き、最後の弁護人の話をヘソンが行う。
その前に、トヨンがヘソンの母の事件を上げ、自分の中ではその時の被告には『合理的疑い』があり有罪だったし、今回もそうだと話していた。
ヘソンは話のはじめに、検事が話した事件の被害者は自分の母だと告げる。当時は『無罪推定の原則』を糞食らえと思っていたが、今はなぜ必要なのかがわかると言う。
陪審員も事実から考えられる結論は2つだということがわかるだろうという。スハがミン・ジュングクを殺したのか、ミン・ジュングクが狂言を装っているのかのどちらかで、もし、その2つ共に合理性があると考えられるなら、判決は無罪にする必要があると主張する。
『疑わしきは被告人の利益に』というのが刑事裁判の原則だからだと訴える。そして、トヨンがこの事件はパーツの足りないパズルだという説明をしたことを例に上げ、論拠を補足する。
最後に、被告を刑務所に送れば、私達はその輝かしい時間を取り戻すことができないからこそ『無罪推定の原則』が必要だと主張する。そして、母を殺した犯人には餅で、現被告には藁のような原則なんだと補足する。
評決に入る陪審員。検事と弁護士はもちろん蚊帳の外だ。トヨンはヘソンを呼び止めて、あなたの出した結論は、以前チャ・グァヌが出したものと同じだ、それでいいのかと指摘する。ヘソンはチャ・グァヌは弁護士として当然のことをしたと思っていると言う。
トヨンは、それではお母さんはうかばれないというが、ヘソンの意見は違った。お前が正しいしよくやったと言うはずだ。自分が一番母を知っていると答える。その様子を見ていたチャ・グァヌは涙を浮べている。
その後ヘソンはトイレに行き、手のひらに書いた文字を消しながら母に『よくやったでしょ？そうでしょ？』と、涙ながらに語りかける。それを外で聞いていたチャ・グァヌも号泣している。
判決文が読み始められる。はじめに陪審員の評決は5対4だったことが告げられる。続いて、検察側に有利な文が読み上げられ始め、顔色が変わるヘソン。けれども、途中から論旨が変わる。ヘソンたちの弁論次々とが認定され、結局、『疑わしきは被告人の利益に』の原則により無罪判決が言い渡される。
無罪放免となったスハをヘソンは送っていく。けれど、記憶喪失のためスハは暗証番号を覚えていない。業者が来る間、玄関先で待つ二人。ヘソンはいつの間にか眠ってしまい、起きるとスハの家の中だった。書き置きをして去っていくヘソン。
スハはミン・ジュングクに轢かれた断片的記憶をフラッシュバックさせながら目覚める。すでにヘソンはいなかった。冷蔵庫に何枚もメモがありつけてある。ヘソンが書いたもので、これからするべきことが書かれてある。一番最後のメモには『これ以上私に連絡しないこと』と書いてあった。
ファン・ダルジュンを訪ねたシン弁護士は、彼から脳腫瘍のため余命いくばくもなく、刑の執行停止を受け来週出所すると聞かされる。
スハは書き置きのとおり携帯を買いに行く。そこにソンビンがやって来て、さらにスハの荷物を持ってチュンギもやってくる。スハはソンビンにヘソンの連絡先を聞こうとするが、ソンビンは教えてはいけないと言われたと答える。
チャ・グァヌは国選事務所の前に自分の事務所を構える。その後トヨンのもとを尋ねるチャ・グァヌ。そして、ミン・ジュングクを探しているだろうと言う。トヨンは否定する。チャ・グァヌはお構いなしに話を続け、チェ・ユチャンから聞いたことをトヨンに伝える。
スハの事を通報した果物屋のおばさんはスハを女だと思っていたと。見てもないのに通報したことになり、おかしいことだというチャ・グァヌ。そして、ミン・ジュングクが生きている可能性が高いことを伝える。
スハは日記を読む。かつての自分も今の自分と同じようにヘソンに会いたがっていた。
チャ・グァヌは事務所開きの祝のロイズのチョコレートをヘソンに渡す。（ユン・サンヒョンはロイズのCMをしている。間接広告だね！）
そして、自分への気持ちを問いなおす。ヘソンはあの時と同じだと答える。まだ憎んでいるのかと問うチャ・グァヌ。ヘソンは首を横に振る。理由はスハだった。
その頃スハはヘソンを探し駆け回っていた。ちょうどシン弁護士とチェ・ユチャンと出会い、事務所まで案内してもらう。ヘソンは合わないように机の下に潜り込んでいた。
トヨンはチャ・グァヌに言われたことが気になり、果物屋の女主人に会いに行く。ある男性に告発するように言われただけだという女主人。トヨンは、写真を見せれば誰だかわかるかと言い3枚の写真を見せる。けれど彼女は該当者はいないという。その近くにはトラックに乗ったミン・ジュングクがいた。
よるまで待っていたスハはやっとのことでヘソンを捕まえる。意を決したヘソンは話をしようとスハをカフェへと連れて行く。
どうして会ってはいけないのかと問うスハ。忙しいからと答えるヘソン。自分が本当にあなたを嫌いだったのかと問うスハ。ヘソンはそうだと答える。あなたは僕をどう思っていたのかと問うスハ。『正直に言おうか。普通に嫌いだったんじゃなくて、疲れるくらい嫌いだった』というヘソン。
小生意気で嫌いなのに、どうして懸命に弁護してくれたのかと問うスハ。それで誤解したのかとヘソン。続けて、『言わなかった？お前が特別なんじゃなくて、ミン・ジュングクが自分にとって特別なんだと』という。そして無罪を勝ち取ることが法の信頼を守ることなのだ補足する。そう言うと『ここまでだ』と立ち去ろうとする。
スハも立ち上がりヘソンの手を握る。そして、『申し訳ないですが、本当に申し訳ないのですが、僕のことが嫌いでも、疲れるほど嫌いでも、（そばに）いてくれないですか？今僕は世界につながった線を切断されたような気分です。あなたまでが突っぱねると僕は・・・』という。
そこに、外にいたチャ・グァヌから電話が入り、映画を見に行くという嘘の口実を作って出て行ってしまう。
ヘソンをさらっていったチャ・グァヌが、かつてヘソンと一つの傘を使っていたシーンを思い出すスハ。
そのままタクシーでヘソンを送っていったチャ・グァヌはヘソンの言葉を思い出す。話しにならないことだけど、あの子のことが気になるし、好きみたいだと言っていたことを。
ヘソンはその言葉通り、一旦家に帰った後、気になってカフェに戻ってみる。そこにはずぶ濡れのスハがいた。『おかしくなりそう・・・』と言いスハを見るヘソン。しゃがみ込み『どうすればいいのよ？』とスハに問う。
『整理しなければ』とチャ・グァヌに言っていたけれど、抗えそうもないヘソン。
ヘソンの手から離れた傘を拾い、笑みを浮かべながらヘソンの頭上にかざすスハ。
第12話に続く
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