マクチャンドラマ・PPL 韓国ドラマ用語解説1
2013/03/19
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日本ではあまり知られていない韓国ドラマに関する用語を解説します。第一弾はマクチャンドラマとPPLです。後者は広告用語なので知っている人もいるかもしれませんね!
マクチャンドラマ(막장드라마)
解説を聞くとすぐにピンとくる人は多いと思いますが、マクチャンドラマとは、複雑に絡まる人間関係やあまりにも頻繁に起きる偶然の出会い、というような、日常ではありえないような事件や出来事が連続して起こるドラマのことを指します。
具体的には不倫・復讐・殺人・いじめというようなネガティブなドロドロした出来事が入れ代わり立ち代わり起こるドラマです。マクチャンという言葉は、炭坑の坑道の行き止まりを指す言葉で、その先はないほど極めて激しい内容という意味合いで使われています。
2007年のSBSドラマ糟糠の妻クラブが初めてそう呼ばれたのですが、日本人からしてみるとほとんどの韓国ドラマはマクチャンドラマですよね~。
日本のドラマは人間の内面を描写したり、日常生活のちょっと面白いところをクローズアップしたりすることが多いですが、韓国ドラマはいわゆるジェットコースターに乗っているようなドラマで、四文字熟語にすると支離滅裂といった言葉で表わされるドラマが多いです。
あまりにもこの手法をやりすぎて、視聴者はうんざりしたり馬鹿にしたりするのですが、今でもそこそこの視聴率がとれているので無くなりません。
PPL(Product Placement:プロダクト・プレイスメント)
広告手法の一種で、ドラマの中に新製品を登場させたりして、視聴者の購買意欲を掻き立てるもので、間接広告の一種です。日本では普通に見られる手法ですが、韓国ではやり過ぎは厳禁で、罰則もあります。
だから、ブランドマークにぼかしが入っていたり隠されていることが度々あります。
撮影中のカメラのCanonのマークが潰されていたり、ベンツのエンブレムが潰されていたり、ミッキーマウスやキティーちゃんにぼかしが入ったりします。
先日見たドラマではナイキのシューズにぼかしが入っていました(汗)
よくあるのがスマホの最新機種投入ですが、サムスンのマークはそのままですよね~。ま、国策企業ですから(汗)
その他にもブランドマークを見せないながらも服やバッグなどの小物のPPLはかなりの頻度で登場します。
旬の話題としては、のSBS水木ドラマ・その冬、風が吹く(ク キョウル、パラミ プンダ:그 겨울, 바람이 분다)でソン・ヘギョが使ったリップスティックが飛ぶように売れ、売り切れが続出するということがありました。
もともと印象的な唇をしている彼女ですが、視覚障害者役ということもあり、時間をかけて他の指で唇の輪郭を押さえながらリップスティックを使ったことで、とても印象的だったのです。
この演出自体はドラマには無くてはならないものだったのですが、それがあまりにも印象的だったため売上にもつながったのです。効果を予測していればメーカーも増産していたことでしょうが、予想以上に売れ行きが良かったようです。
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