世界のどこにもいない優しい男 １・２・３・４・５話感想（あらすじ含む）
2012/11/26
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世界のどこにもいない優しい男（セサン オディエドオンヌン チャカンナムジャ：세상어디에도없는착한남자）の１・２・３・４・５話を見ました。最初は見るつもりなかったんです。ムン・チェウォン（문채원）とソン・ジュンギ（송중기）という、なかなか好きな若手俳優が出ているものの、パク・シヨン（박시연）のお直し済みの顔が好きじゃなくて・・・（汗）
けれど、評判がいいので、1話だけ見てみようと思い見てしまったのが運の尽き。一気に5話まで見てしまいました（笑）
※赤いラインは愛情を表しています。青いラインはそれぞれの関係性で、左上から「娘」「異母弟」「異母妹」「友」です。
あらすじを簡単に。ソン・ジュンギ演じるカン・マルとパク・シヨン演じるハン・ジェヒは、貧民街の幼馴染。カン・マルは秀才でハン・ジェヒは街で評判の美人。そんな二人は成長し医大生と記者になります。けれど、ハン・ジェヒはある男にひどい目に合わされそうになり、その男を殺してしまいます。ジェヒを守るためにマルは身代わりとなり、禁錮五年の刑に処せられます。
６年後。異母妹のチョコの治療費を工面するためジゴロになったカン・マル。テサングループの会長の内縁の妻になり長男を設けたハン・ジェヒ。将来を誓っていた仲だった二人が、殺人事件をきっかけに、結局敵対関係となります。けれども、愛情は完全に消えているわけではなく、二人共に葛藤を抱えます。
その関係の間に入るのが女性主人公のムン・チェウォン演じるソ・ウンギです。ウンギはテサングループの後継者であったにもかかわらず、父の内縁の妻となったハン・ジェヒにその座を脅かされます。また、父のソ・ジョンギュは女性に対する猜疑心も強く、前妻を追い出した過去があります。母を追い出されたウンギは父に対して恨みにも似た感情を持っています。
マルとウンギは互いを利用するという利害関係が一致して急接近します。けれど前述のとおりジェヒとの関係も完全には終わっていないため、愛憎を交えた三角関係に発展していきます。
この世界のどこにもいない優しい男（セサン オディエドオンヌン チャカンナムジャ：세상어디에도없는착한남자）はドラマ名でひと悶着ありました。
通常、韓国語で「優しい」は「チャカン：착한」と表記するのですが、当初は「차칸」と表記していたのです。それを「言葉の乱れだ！」と、ハングル協会が噛み付き、当局も介入し始めて、結局文語体の正しい表現になってしまいました。
このあたりの表向きの規制はとっても厳しい韓国です。正直なところ実にくだらないことだと思いますが、未だに性理学の弊害がこんなところに残っているのでしょうね～。そんな事よりもっと正すべき実害が山のようにあると思うのですが・・・。
話題を変えて、このドラマも御多分にもれず海外ロケを敢行していて、今回選ばれたのは青森です。第５話ではねぶたの様子や弘前城の風景も映しだされています。
それにしても、韓国ドラマは北好きですよね～。アイリスでは秋田、ラブレインでは北海道、そして今回は青森です。アテナでは鳥取ロケがありましたが、鳥取って田舎度数で言えば東北と比肩するか凌駕しますから、なんとなく傾向が似ているような気がします。サインでは広島ロケがありましたが、あんまり話題になってませんね（泣）
正直なところ、世界のどこにもいない優しい男は、病気あり事故あり愛憎のもつれあり財閥登場と、典型的な韓国ドラマです。一昔前の他のドラマとなんらかわりはないのですが、なぜだかはまって見てしまいます。結局この手のドラマが好きなんですよね～（笑）
余談ですが、ムン・チェウォンの父役はキム・ヨンチョルで、特別出演の母役はキム・ソラです。このパターン、どこかで見た事無いですか？そう、王女の男（原題：公主の男：コンジュエ ナムジャ：공주의 남자）と全く同じ配役なんです。しかも、父に反抗的な娘という構図も一緒です（笑）