シークレット・ガーデン11話レビュー&あらすじ
なんといっても一番の見所はラストシーンでしょうね。
チュウォンが人魚姫になるって。
アンデルセンの童話人魚姫のように、歩くたびにナイフを突き刺されるような痛みを受けていたライムに変わり、チュウォンが人魚姫になるってことなんですよね。
痛みを受けて、声を魔女に取られ、最後には結ばれることなく王子を殺すことができず、そして海に溶けて泡になってしまう人魚姫。
シークレット・ガーデンは単純な童話のストーリーがシナリオにシンクロしていて、脚本家のキム・ウンスクさんのウィザードがあちこちに散りばめられていますよね。魔女ってきっと彼女のことなんだと思います。
言葉のチョイスもものすごく素敵なんですよね~。
ところが、ところが!字幕ではその魅力がほとんど伝わってないような気がするのです。とても意訳が多くて・・・。それもドンピシャの意訳というわけでもなく微妙にズレているような気がします。
翻訳者の尹春江さんってとても有名な方で、数多くの映画やドラマの翻訳をやっているし、スターの通訳なんかもされてますよね。この世界では第一級の実力を持つ方だと思うんですが、それでもこの結果です。
セリフの訳って内容を伝えるだけでなくて、言葉のセンスがものすごく重要だと思うのですが、シークレット・ガーデンに関しては言語を変換した上でそのレベルをトレースするに至ってないような気がします。そのためか、訳だけではなんとなく意味が通じにくいところもあります。
もっとも、文字制限があるためにこの状況なのかもしれません。できるなら、ディレクターズカットならぬ「がっつり翻訳バージョン」なんかがあれば面白いと思うのですがどうでしょう?
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